工場・倉庫について
魅力あふれる突板が生み出される工場・見学可能な倉庫
工場・倉庫について
魅力あふれる突板が生み出される工場・見学可能な倉庫
長吉産業の突板工場は、倉庫・事務所と同じ敷地内にあります。決して大規模ではありませんが、それ故に全体に目が行き届くため、お客様の要望に柔軟に対応可能です。もちろん工場には突板を製造するための設備が揃っています。
仕上げる商品のサイズやデザインに合わせ、どの様な寸法に単板をカットすればよいかを計算し、ギロチンの鋭利な刃物でカットします。
貼る樹種と基材(合板・MDF・シート等)の性質を把握し、接着剤の塗布量を調整します。
接着剤の水分で単板が伸びる事があります。又、樹種によって伸び方にも差がありますので、接着剤を塗布してから単板を貼るまでの時間を、樹種によって微妙に調整しています。そして、単板のジョイント部分(ハギ目)を手作業で押さえていきます。
ジョイント部分の仕上がり再確認と、表面に異物が乗っていないかをしっかりと確認し、適当な温度と圧力でプレスします。
接着不良が無いか、単板のジョイントが重なっていないか、すき間があいていないかを最終確認します。修正する箇所があれば、その商品に使用した単板を、髪の毛程の細さに切った物で埋めていきます。
最後に表面をサンディングします。単板の目の方向を確認し、逆目にならない様に機械に通します。
お客様にこの場で単板を選んで頂く為には、どうしても多くの単板在庫が必要になります。それらの単板在庫を極力積み重ねず、平たく並べて保管しています。この様な置き方は、倉庫の使い方としては一見非常に無駄に見えるのですが、あまり積み重ねて置いてしまうと「その商品は奥にあるから、出すのが明日になるよ!」なんて事になってしまいます。短納期とスムーズなお打ち合わせにこだわる姿勢の現れです。
また、保管している突板は日光で焼けてしまわない様、窓は全て遮光しております。
「もう少し明るい色はある?」「もう少し“シュッとしたの”はある?」「もっと“うにゃっとした感じ”がいいけど…」と、電話では伝わらない表現も、実際に商品を見ながらだとスムーズに伝わり、スムーズに樹種の選定をすることができました!
というお声を頂戴しました。このように弊社の倉庫にお越しいただくことで、設計士様やデザイナー様のイメージを実際の突板と照らし合わせながら確認していただくことができます。